2018年12月11日

TSR: 112円80銭

本日の予想レンジ: 112円75銭-113円75銭
前日の実績レンジ: 112円24銭-113円36銭 (NY 113円36銭)

 ロンドン市場では、欧州株が全面安の中、米債券先物市場の利回りが上昇し、伊財政赤字拡大への懸念や、仏の反政府抗議デモの経済への悪影響などドル買いの流れになった。NYに入り、米中関係の不透明感から昨日に続きダウ平均は若干下げからのスタートだったが、下げすぎの反動でプラスに浮上。ドルはしぶとい動き。

 個人投資家のUSD/JPYのポジションは、113円24銭時点でドルの買い持ちは53%と5% up。EUR/JPYは128.55時点でユーロの買い持ちは51%と1% down。

  終値 前日比 高値 安値
米国2年債利回り(%) 2.733 +0.022 2.735 2.694
米国10年債利回り(%) 2.863 +0.013 2.866 2.829
NYダウ30種平均 24423.26 +34.31 24500.81 23881.37
EUR/USD 1.1354 -0.0025 1.1443 1.1351
EUR/JPY 128.71 +0.39 128.94 128.11
米ドル指数 97.22 +0.71 97.24 96.36
原油先物 50.84 -1.77 52.81 50.53
金先物 1249.9 -2.7 1256.6 1246.9
Bitcoin (円) 388349 -10151 405003 381384
  過去1年間での 昨年末
高値 安値 終値
USD/JPY 114.55 104.56 112.69
EUR/JPY 137.50 124.62 135.28
GBP/JPY 156.61 139.90 152.23
CAD/JPY 91.58 80.55 89.66
AUD/JPY 89.10 78,69 88.03

※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回わって終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。
なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。

週刊外国為替情報

2018年12月10日

マーケットサマリー

 11月25日日曜日G20の米中首脳会談で、2000億ドル規模の対中追加関税の発動を90日間猶予するとの発言の後、ファーウエイショックがあり、米国のただならない強気の態度に、先行き不安が増大し、リスクオフからの円高が進行している。市場にはまだ不透明な要因がいくつか残されている。米国の長期金利の下落動向、世界的株安や、英国のEU離脱を巡る政治的混乱、など円安の目は遠くなりつつある状況だ。

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永山卓矢の市況取材ノート

2018年11月15日

本当はインフレ懸念が遠のくもFRBはタカ派姿勢を再演出か

  • 当面の焦点は今月末の米中首脳会談での貿易問題を巡る協議もさることながら、中間選挙を過ぎたなかで、FRB執行部が再びタカ派的な姿勢を前面に打ち出すかだ。
  • FRB執行部は本当は労働市場がひっ迫しているにもかかわらず、単位労働コストが低下して安定しており、生産性が上昇しているためにインフレ懸念をあまり心配していない。
  • 生産性が上昇している背景には、NAFTAのから生産拠点がメキシコから米国内に移す動きが出たことで設備投資がやや活発になり、保護主義の利点が出ているためだ。
  • 順当にいけば、貿易問題をめぐる米中首脳会談で合意できる可能性は小さく、FRB執行部が再びタカ派的な姿勢を前面に打ち出すとともにドル高が進みやすくなるのではないか。

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担当: 永山卓矢

岡藤商事出身。 一貫して商品先物会社の調査部門に勤務し、マクロ経済分析による商品・株式の市況分析を中心に取り組む。 2001年、独立しナリッジ・クリエイション代表に就任。 独自情報を基に政治・経済・金融・市況分析を手掛ける。

Ex-Citi Traders Club

かつてシティバンク、エヌ・エイ東京支店に在籍した外国為替市場、マネーマーケットのディーラーが、プロフェッショナル精通分野について個人の皆様にも分かりやすく解説いたします。

金融経済評論

2018年11月20日

AMERICA FIRST! の真に意味するものは

トランプ大統領の挑戦

 米国の大手マスコミは「下院、民主党勝利!トランプ政権にねじれで暗雲!」等のアナウサーの声や新聞紙上にその文字が躍っている。  だが、例えば、過去88年間22回中間選挙で、政権与党が上院で勝利したのはケネディ大統領以来55年ぶりの快挙である事実を 伝えていない。……

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担当: 板垣哲史

弊社代表取締役社長。外資系金融機関の国際金融部門において23年間に亘り国際金融市場の最先端で研鑽を積んだ。在日外国金融機関を主たる顧客とし、最新の金融市場情報の提供、そして外国銀行・本邦銀行に勤める専門職の銀行員の再教育を主たるビジネスとする一方、そのグローバルな視野と米国流経営の実体験の中から、海外企業の対日戦略アドバイス、最先端のベンチャー企業育成のコンサルタント、中堅企業のリエンジニアラーでもあり、国際金融情勢及び特に為替市場の分析で講演活動もしている。

市場に向かうディラーの心理、一般には伝わりにくいマーケットの実態についての解説は高い評価を受けている。