本日のドル円ワンポイント

2016年09月26日

TSR: 100円95銭

本日の予想レンジ: 100円50銭-101円60銭
前日の実績レンジ: 100円68銭-101円44銭 (NY終値101円02銭)

 先週末のFOMCの9月利上げ見送りの決定で円高に反応した後、101円台を回復してNY市場はクローズした。米9月製造業PMI速報値は51.4と予想の52.0を下回ったが、大きな影響はなかった。今週は再びFOMCの理事たちの講演が多々あり、12月利上げの可能性を探る展開。米債券利回りは下がり気味、原油価格もさえず、当面強い円安傾向は遠のいたようだ。

 個人投資家のドル円のポジションは、101円01銭時点でドルの買い持ちは64%と14% down、EURJPYは113.47時点でユーロの買い持ちは76%と7% down。

  終値 前日比 高値 安値
米国2年債利回り(%) 0.75 -0.02 0.78 0.75
米国10年債利回り(%) 1.62 +0.00 1.63 1.60
NYダウ30種平均 18261.45 -131.01 18383.76 18254.84
EUR/USD 1.1226 +0.0018 1.1241 1.1194
EUR/JPY 113.37 +0.44 113.62 112.88
米ドル指数 95.51 +0.06 95.68 95.34
原油先物 44.48 -1.84 46.55 44.22
金先物 1341.7 -3.0 1344.5 1337.4

※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーククローズでこの価格を上回わって終われば翌日は上げ、下回われば下げを示唆する指標です。 なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。

週刊外国為替情報

2016年09月26日

マーケットサマリー: ビックイヴェントの週が終わり、結果的には想定の範囲の動きだった。最も影響の強い米国の労働市場がやや改善の方向が見えているが、それに比べ、他の米国の経済指標が強弱マチマチとなっている為に、12月の利上げの流れが今一つ貞舞わない。今週はFOMCの重要な理事たちの講演が相次ぐが、ハト派とタカ派の拮抗が続いている為に、今週は高校間に賭けた展開か。

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永山卓矢の市況取材ノート

2016年09月15日

水面下で進む米国による中国に対する金融植民地化と日銀の米国債購入

  • FRBはイエレン議長のジャクソンホールでの講演を挟んでタカ派的な姿勢を示してきたが、もとより9月FOMCでは利上げをするつもりはなかった。
  • G20サミットで中国は米国から構造改革の推進や不良債権処理ビジネスでの外資の参入を強いられたが、習近平の権力基盤の動揺がそこに大きく影響した。
  • 中国はいよいよ米国債を売却せざるを得なくなるが、日銀にそれを引き受けさせるにあたり、信用不安による円高局面を招来させて制度的に外債購入を決めさせる必要がある。

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担当: 永山卓矢

岡藤商事出身。 一貫して商品先物会社の調査部門に勤務し、マクロ経済分析による商品・株式の市況分析を中心に取り組む。 2001年、独立しナリッジ・クリエイション代表に就任。 独自情報を基に政治・経済・金融・市況分析を手掛ける。

Ex-Citi Traders Club

かつてシティバンク、エヌ・エイ東京支店に在籍した外国為替市場、マネーマーケットのディーラーが、プロフェッショナル精通分野について個人の皆様にも分かりやすく解説いたします。

金融経済評論

2015年01月07日

アベノミクスは「花見酒」の経済?

 古典落語の中に「花見酒」という演題がある。八つぁんと熊つぁんが、向島で花見客に酒を売ってひと儲けしようと、酒を入れた酒樽を二人で担いで運ぶ。その途中、酒が飲みたくなった八つぁんが自分の所持金四十文を熊つぁんに払って酒を一杯やる。 もらった熊つぁんも急に飲みたくなり、その四十文を八つぁんに払って一杯、すると八つぁんがまたその金を熊つぁんに払ってもう一杯…。それを繰り返して、向島に 着いた頃には二人はすっかり酔っ払って酒樽の酒がなくなっていた。

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担当: 板垣哲史

弊社代表取締役社長。外資系金融機関の国際金融部門において23年間に亘り国際金融市場の最先端で研鑽を積んだ。在日外国金融機関を主たる顧客とし、最新の金融市場情報の提供、そして外国銀行・本邦銀行に勤める専門職の銀行員の再教育を主たるビジネスとする一方、そのグローバルな視野と米国流経営の実体験の中から、海外企業の対日戦略アドバイス、最先端のベンチャー企業育成のコンサルタント、中堅企業のリエンジニアラーでもあり、国際金融情勢及び特に為替市場の分析で講演活動もしている。

市場に向かうディラーの心理、一般には伝わりにくいマーケットの実態についての解説は高い評価を受けている。