2018年08月16日

TSR: 110円92銭

本日の予想レンジ: 110円40銭-111円50銭
前日の実績レンジ: 111円43銭-110円54銭 (NY終値110円74銭)

 欧州では、トルコリラが下げ止まったものの欧州銀行への波及などで、リスク回避の動きが再燃した。また、ユーロ売りも継続。NYに入り、米7月小売売上高が前月比+0.5%と予想を大きく上回ったもののその他の指標が芳しくなく、米、トルコの協議が物別れとなり、リスクオフの円買いが進行。ダウ平均株価も一時急落後、半値戻すが弱い。

 個人投資家のUSD/JPYのポジションは、111円21銭時点でドルの買い持ちは51%と1% up。EUR/JPYは126.15時点でユーロの買い持ちは48%と3% up。

  終値 前日比 高値 安値
米国2年債利回り(%) 2.612 +0.008 2.637 2.604
米国10年債利回り(%) 2.864 +0.013 2.900 2.846
NYダウ30種平均 25162.41 -137.51 25186.94 25004.50
EUR/USD 1.1320 -0.0025 1.1350 1.1301
EUR/JPY 125.47 -0.67 126.37 125.10
米ドル指数 96.59 +0.20 96.79 95.16
原油先物 64.88 -0.13 66.37 64.85
金先物 1182.00 -3.0 1192.80 1181.80
Bitcoin (円) 694042 -19000 730000 687600
  過去1年間での 昨年末
高値 安値 終値
USD/JPY 114.73 104.56 112.69
EUR/JPY 137.50 124.62 135.28
GBP/JPY 156.61 139.31 152.23
CAD/JPY 91.64 80.55 89.66
AUD/JPY 90.31 80.50 88.03

※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回わって終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。
なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。

週刊外国為替情報

2018年08月13日

マーケットサマリー

 引き続きトルコ、ロシア状況に注目が集まる。米国が新たに制裁を発動した影響で、トルコやロシア経済が一段と悪化し、主要経済に波及する可能性が警戒される。 トルコリラの大幅下落は欧州の複数の大手金融機関の経営悪化につながるとの懸念は後退していないことから、13日早朝のアジア市場でも下げ続けている。リスク回避のあおりを受けて、円はじりじりと円高方向に向かっている。米国の貿易戦争の行方もまだ決着の方向が見えない状況である。 7月小売売上高に注目が集まる。

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永山卓矢の市況取材ノート

2018年08月16日

ドル高の背景にトランプ政権に抵抗するG30の意向がある

  • 今回のトルコ・ショックは欧州の銀行不安への波及懸念から新興国通貨安とともにユーロ安ももたらしているが、その根底にはFRBがタカ派的な姿勢を示していることがある。
  • FRBが6月FOMCを機にタカ派的な姿勢に回帰した背景にはトランプ政権の外交政策の転換があるが、本来的に米政府は緩やかなドル安を志向している。
  • ドラギECB総裁は来年夏まで利上げをしない姿勢を示してトランプ政権に抵抗しているが、G30の意向でその地位に就いているのだから当然である。
  • 今回、日銀の大規模緩和策の修正措置を決めるにあたり、黒田総裁が会見で積極的にフォワードガイダンスを持ち出したのも、G30の系列の人脈なので当然の動きだ。

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担当: 永山卓矢

岡藤商事出身。 一貫して商品先物会社の調査部門に勤務し、マクロ経済分析による商品・株式の市況分析を中心に取り組む。 2001年、独立しナリッジ・クリエイション代表に就任。 独自情報を基に政治・経済・金融・市況分析を手掛ける。

Ex-Citi Traders Club

かつてシティバンク、エヌ・エイ東京支店に在籍した外国為替市場、マネーマーケットのディーラーが、プロフェッショナル精通分野について個人の皆様にも分かりやすく解説いたします。

金融経済評論

2016年12月12日

歴史的に共和党政権で日本は繁栄する

 2017年を迎えるにあたって、一般には番狂わせのように報道されていた共和党のドナルドトランプ氏が米国大統領となったことで、新大統領がどのような政策を取り、どのように世界に影響を与えるかについて様々な意見が出されている。

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担当: 板垣哲史

弊社代表取締役社長。外資系金融機関の国際金融部門において23年間に亘り国際金融市場の最先端で研鑽を積んだ。在日外国金融機関を主たる顧客とし、最新の金融市場情報の提供、そして外国銀行・本邦銀行に勤める専門職の銀行員の再教育を主たるビジネスとする一方、そのグローバルな視野と米国流経営の実体験の中から、海外企業の対日戦略アドバイス、最先端のベンチャー企業育成のコンサルタント、中堅企業のリエンジニアラーでもあり、国際金融情勢及び特に為替市場の分析で講演活動もしている。

市場に向かうディラーの心理、一般には伝わりにくいマーケットの実態についての解説は高い評価を受けている。